視覚と聴覚に次ぐ,計算機と人間をつなぐ第3の情報チャンネルとして,動作が注目されています.何かに触れたり物を持ったときの感覚を提示する力触覚のバーチャルリアリティーは,VR世界と人間をつなぐ重要な近未来の人間-計算機インターフェース技術として開発が望まれています.そこで藤田研では,指先を使ったVR空間での精密作業や触れるテレビの実現に向けた様々な研究をおこなっています.見るだけの情報から触れる情報へ,次の時代は,もうそこまで来ています.
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手指を使ったVR物体の直接把持と精密作業の支援
指先を使ってVR物体を持ったり操作したりする精密な作業を支援するする研究です.直感的で効率的な作業の実現に向けて,手や指のモデルの検討や指先への力触覚の提示など,まざまな力覚提示法やレンダリングアルゴリズムの研究をしています.
(ビデオ:(Ver.3: 12.7MB)(Ver.4: 10.9MB),VR物体の直接把持移動操作(5.6MB))
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指先圧迫や指先振動提示による疑似反力提示
指先への圧迫や,振動の強さや位置,変化パターンを精密に制御することで,指先への反力の方向や滑りなどを疑似的に提示する研究をおこなっています.物体との接触情報が精密に知覚できることで,従来のVR空間では不可能だった「視覚情報なしでの作業」の実現が近づきつつあります.
(ビデオ:最新型デバイス,振動制御による法線力の提示(14MB),すべりの提示(13MB),VR物体タッチ(19MB)),VRドアノブまわし(25MB)),指先圧迫による簡易反力提示(2.4MB))
力触覚関連研究紹介ビデオ(37MB)
弾性物体の柔らかさの認知と提示に関する実験的検討(日本バーチャルリアリティ学会変形と力覚研究委員会講演資料2002.11.26)(PDF0.5MB)